手ぬぐいの染め方には、主に「捺染(なっせん)」と「注染(ちゅうせん)」があります。
「捺染」とは、染料を直接、生地に摺りつけて染色する、昔からの伝統的な技法のこと。
手捺染は、その名の通り職人が一つひとつ手作業で生地に色付けする染め方です。
手作業で1色ずつ染めるからこそ生まれる、美しい発色と繊細で細かい柄が特徴です。
繊細な特岡の生地で染めることにより、手ぬぐいらしい風合いそのままに、細かい柄や複雑な模様を再現できます。
また、捺染は表面から染色し、生地の裏側まで染料が浸透しないため、表面と裏面のある手ぬぐいができます。
生地の上に顔料を乗せただけのプリント(転写)では、裏面が白くなってしまいますが、手捺染で染めた特岡の手ぬぐいは、ほとんど表裏を感じさせない美しい仕上がりです。
[手捺染を使ったMAGATAMANIA商品]
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手ぬぐいの生地は大きく分けて「文」生地と「岡」生地の2種類があります。
太めの糸でざっくり織った文生地は目が粗く、厚みのある通気性の良い生地です。目が粗いため、触感は固めですが、通気性と吸水性が高く、染料が滲みやすいのが特徴です。
それに対して岡生地は目が細かく、細かいデザイン表現に向いている、しっとりとした生地です。細めの糸で編まれているため、肌触りが良く、風合いが柔らかいのが特徴です。
この「岡」よりも、さらに良い生地は「特岡」と呼ばれています。
「特岡」は耐久性と肌触りに優れ、繰り返し洗濯しても色落ちしにくく、布そのものの手触りを楽しむことが出来ます。
[生地の特徴]
文生地…一般的な手ぬぐいに使用される目の粗い生地
岡生地…文生地よりも細い糸を使用した生地
特文…厚手でがっしりとした生地
特岡…目の細かいしっとりとした生地
[特岡を使ったMAGATAMANIA商品]
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